2011年9月30日金曜日

ANA子会社のストライキが何故批判されるのか?

このストライキの件、何故か批判的な意見をよく目にします。
ストライキは労働者の権利だとか何だとか、小難しい話は置いといて、要するに「労働条件が悪いから良くしろ。でないと働かないぞ」と言っているわけです。

こういう行動はもっと広まるべきです。
労働条件とは与えられる物ではなく勝ち取るものであるべきです。
丁度つい先日に書いた記事で、「定時上がりを徹底する」という内容を書いてますが、それの発展形がストライキと言えると思います。

ANA子会社のパイロットの給料は、恐らく本社のパイロットよりもはるかに安いと思います。
業種は違えど下請けで苦しんだことがあるので、何となく同じようなものだと推測します。

安さを実現するにはそういう労働者も必要なのかもしれませんが、本社の人間と同じ技術を持って、同じように仕事をしているにも関わらず、生活のレベルが全然違うなんて納得できないに決まってます。
下請けなので当然「仲介料」という名目の費用が発生しているのでしょうが、もしかすると、その額があまりにも酷いのではないでしょうか。
直請けの業者が孫請けに仕事を振る際に、半分くらいピンハネしてるという話を聞いたことがあります。

今回のストライキの件、問題点となるのは、あの「背面飛行」の直後だということです。
背面飛行をしたのが子会社のパイロットなのか、本社のパイロットなのかは知りませんが、利用するお客さんにしてみれば、どっちでも同じことです。
なので、このタイミングでストライキなんて言ってしまうと、「人殺しかけといて今度はストライキかよ!」みたいな批判が起こってしまうんだと思います。

恐らくその子会社は背面飛行とは無関係だと思います。もし関係していれば、ストライキどころではなく謝罪と反省から強い態度には出られないでしょう。

全て推測に過ぎませんが、この子会社を安易に攻め立てていいものではないと思いますし、むしろこういう行動は今の日本に足りないものだと思うので、もっと賞賛してもいいとさえ思います。

本当にストライキが起これば多くのお客さんやそれに関わる人達に迷惑がかかることになるでしょう。
でも、これはストライキを起こした子会社が悪いのではなく、ANA本社の子会社に対する扱いの悪さが原因で起こったことです。
攻められるべきは本社です。

日本ではあまり馴染みのないことなので、「何仕事休んでんだ!」というような意見もあるかと思いますが、こういうことはもっと当たり前に起こるべきです。
日本は便利すぎる国です。不便を許しません。
でも、便利の裏側には過酷な労働があります。
少しの不便を受け入れることで、過酷な労働から少しずつ開放され、結果的に自分自身の労働環境にもゆとりができてくるのではないかと思います。

2011年9月29日木曜日

バカな営業がブラック企業を産み日本をダメにする

本物の営業マンは業務のことを良く知っています。
請ける仕事の内容の問題点や実現可能か不可能か、必要な人数、時間、費用等、よく吟味した上で余裕を持った納期で受注するはずです。
そして、無茶な要求が来た場合、それは無理だとハッキリ言います。
それでも請けないといけないような場合は、費用・納期の見直し等、従業員の負担を考えて最大限の交渉をします。
クライアントであってもケンカするくらいの力強さを持っています。

これは当然と言えば当然のことですが、こんな営業マンは非常に少ないと思います。

実際のところ「Noと言わない営業マン」が非常に多いのではないでしょうか。
そんな奴に限って業務知識が足りなかったり、取るだけとってあとは丸投げだったり、仕事をする側の負担を考えずに無茶な納期で受注したりするタイプだったりします。

業務を知らない人間が営業だとえらいことになります。
その案件が実現可能かどうかの判断もできないのに、無茶な納期で請けたりします。
こういう営業マンの共通点は、「〜するだけ」と仕事の内容を簡単に捉えています。
その「〜する」ということが、口で言うのは簡単だけど実現は困難な場合もあります。
こういう何も知らない営業マンが言う「〜するだけ」は大半が実現可能とはいえ困難なものの場合が多いです。

こんなバカな営業マンが、「無茶な内容」「無茶な費用」「無茶な納期」で仕事を請けてきて、それを「無茶な労働」で何とかしている会社がブラック企業なんだと思います。
過労で低賃金な日本を作っている1つの原因だと思います。

こういう問題を解決するには、まず「定時上がりを徹底する」ことだと思います。
経営者が何と言おうと、納期が何だろうと、従業員が徹底して定時に帰るようにするべきです。
無茶な仕事を取ってきた営業に責任を押し付ければいいんです。

実は納期なんて何とでもなる場合が多いです。
結局はクライアントとの話し合いなので、間に合わないなら間に合わないで、しっかりと話しあえば済む問題です。
納期を重視するのは実は経営者や営業の方で、1つでも多くの仕事をこなして儲ける為の制限みたいなもんです。

従業員が一致団結して、定時上がりするようにすれば、それを想定した仕事の請け方をしないといけなくなります。
当然、本当に切羽詰まった案件なら残業も必要になりますが、それでも「手当を払わないなら帰る」という考えを貫かないといけません。
そうすれば、きつい納期の案件は残業手当も考慮した費用設定にしないといけなくなります。

基本的に従業員はクライアントと交渉することはできません。
それなら、営業や経営者に対して行動を起こすしか方法はないんです。

「社員満足度の高い会社ほど営業成績が高い」と言われますが、バカな営業は「顧客満足度」ばかりを重視します。
従業員が今の環境に不満なら、「自分自身で満足できる環境を作る為に行動する」しかないんです。
その結果、会社自体ががより良くなる可能性があるはずです。

従業員はただ仕事をこなすだけの機械人間になってはいけません。
時には反発して、自らの労働環境をより良いものに変えていかないといけないと思います。
その輪が広がれば、日本全体の労働環境が改善されていくと思います。

関連記事「ANA子会社のストライキが何故批判されるのか?」

2011年9月28日水曜日

NTT代理店 光回線の営業電話にダマされるな

光回線の営業電話を受けたことがある人は多いと思います。
ただの案内の電話なら「ハイハイそ〜ですか」で終わりです。

しかし、ある時受けた電話は酷かった。

まず、「回線工事する前提での確認の電話」という名目で始まります。
その時点で???という状況です。

大体の内容は、

NTTは、将来的に東は北海道、西は沖縄まで全ての回線を光ファイバーにする為の工事を随時行っています。

いずれはテレビの地デジ化のように全国が光ファイバーに切り替わることになります。
アメリカではすでに光ファイバーの導入が進んでおります。

今はキャンペーン中で、本来かかる回線工事費用30,000円(くらいかな?)を全額こちらが負担します。

今お使いのプロバイダー料金は基本料金込みで大体月額6〜8,000円くらいだと思いますが、それが一律5,750円になります。ネット料金が下がるのでお得です。
今お使いのメールアドレス等はそのまま引き続き使うことが可能です。

この電話は、回線工事する前提の確認の電話です。
こちらが勝手に工事をすることはできないので、お客様の意見を最大限尊重した上で工事を行う為のご連絡です。

この電話の説明の後に、工事担当の者にお繋ぎします。
工事担当の者から、4つの選択肢を言われると思うので選んで下さい。

  1. 平日
  2. 土日
  3. 午前
  4. 午後

工事を行う前提でのご連絡です。
お客様の意見を最大限尊重させて頂いた上で、納得していただければと思います。

・・・さて、色々ツッコミどころはあるけど、僕もただ指をくわえてこれを聞いていたわけではありません。

まず、「TVの地デジ化のように全国が光ファイバーになる」件
将来的にはそうかもしれないけど、正直そんな話しは大々的にされていません。
地デジ化の時はもっと大きく取り上げられていたし、何年も前から知ってました。
なので、将来的な話なら間違いではないかもしれないけど、ここ数年って話ではありません。
比較に地デジ化を使う辺り、ちょっと悪質な言い回しです。
この件に関しては、「そんなの聞いたことない」の一言で片付けましたが、もうちょっと強く否定するべきだったと思いました。

次に、「アメリカではすでに光ファイバーの導入が進んでいる」件
僕はそうは思わないです。
オバマ大統領がインフラに力を入れ始めたようなニュースは聞いたことがあるけど、正直CATVのネットワークで十分な速度が出てるし、ほとんどの家庭がCATVのインターネットかADSLを利用してるんじゃないかと思います。
もしくはダイアルアップ回線かw
基本的に海外のネット事情は日本ほど良くないはずです。
なので、アメリカとかヨーロッパとか言えば良いという短絡的な発想の嘘です。
この件に関しては、「アメリカはケーブルテレビのネットの普及率の方が高いはずだ」と答えました。
そう言うと、「光ファイバー回線工事の話です」と言われましたが、それに関して確認することはできなかったので、「ああそう」とだけ言いました。

そして、「ネット料金が6〜8,000円が5,750円になって安くなる」件
うちはNTT基本料込みでも5,750円より安いです。
この件に関しては、「うちはそれより安いです。値段が上がるので困ります。」と答えました。
そう言うと、「ただ、回線工事するのは前提条件のお電話なので、何とも言えません。」と言われたので、
「高くなるのは困ります、意見を最大限に尊重するのなら、工事しないで下さい」と答えました。
そう言っても、「回線工事は前提条件なので・・・」と言うだけ。
いよいよ胡散臭くなってきました。

さらに、「工事担当者に代わって、4つの質問[ 午前・午後・平日・休日 ]に答える」件
この件に関して、「[ 断る ]って選択肢はないの?」と答えました。
そう言うとまた、「回線工事は前提条件なので・・」と言う。
そして、「お客様の意見を最大限に尊重するんじゃないの?こんなの全然尊重してないし、強制じゃないの?」
と答えました。
それでも、結局同じことの繰り返し。

結局、そいつの電話が終わって、工事担当に代わりました。
そして、4つの質問をしてきたわけです。
それに対して、「正直あなた達、胡散臭いんです。こんなことを電話だけで決められるわけがないじゃないですか?まず工事だ何だと言う前に、うちに挨拶にきてキッチリと説明をして下さい。それができないなら、こちらが納得できるような内容の、NTT公式の資料をこっちに送付して下さい。」と答えました。
そうすると、「キッチリとした資料はないです。」という反応。
完全に化けの皮が剥がれました。
いつもの光回線勧誘業者ではなく、悪質な光回線勧誘業者だったわけです。

結果的に「来るな、もう電話もしてくるな、本当に必要なら自分で調べてこっちから申込む」と伝えて終わりました。


今回の件で失敗したことは、住所や名前と言った個人情報を少し漏らしてしまったことです。
NTTが直接営業できないから、下請け業者が代わりにやっているという現状はあるかと思います。
ただ、やり方に問題がある業者もいます。
「強制」なんてことはそうないし、あったとしても十分な期間が設けられます。
確かに、地デジ化は強制でしたが、何年も前から大々的に言われてきて、テレビ買い替えのタイミング等考えても十分な時間がありました。

今回の電話は本当に悪質な業者だったと思います。
こういう電話を受けたら、即答せずに「調べてからかけ直す」というスタンスで対応するべきです。

2011年9月18日日曜日

できて当然、できないと文句を言う

ブラック企業ってやつは、本当に信じられないくらい人をこき使います。
毎日深夜まで働いても残業手当なんて出ないでしょう。ボーナスもないかもしれません。

そんな環境が続いたら、当然人間のパフォーマンスは落ちてきます。
いつもなら一日でできたものが二日かかったり、誤字脱字が増えたり・・

僕も当然そうなりました。
入社当初はモチベーションも高いので頑張ってクオリティの高い仕事をしてました。
数ヶ月もすると、疲労は貯まり、経営者のバカさ加減にイライラし、仕事に対する集中力はすっかりなくなりました。

「どうせ頑張っても深夜まで帰れないし・・残業手当もないし・・」と思うとやる気なんか出るわけありません。
そうして、時間がかかる割にクオリティの低い仕事をするようになってきました。

それに対して経営者は文句を言ってきました。
今思えばそれが退職の引き金だったと思います。
それまでこなしてきた無茶な労働に対して、何のねぎらいもなく、ペースダウンしたら文句ですか?・・と思うと無性に腹が立ちました。


誰でもそうなのかもしれないけど、僕は入社当初、ちょっと無理して頑張ってしまいました。
それがダメだったと思いました。

例えできる仕事だったとしても、期待以上の働きでこなしてはいけない。
それが今後の基準になってしまうから。
バカな経営者に当たった時の為にそうするべきです。

何事もほどほどにやって、忙しい時だけちょっと本気を出す程度で働かないと、ペースダウンした時に文句を言われます。

経営者ってやつは、働いただけお金になります。
だから、休みも休まずに営業に行ったりする人も多いでしょう。

バカな経営者は、それを労働者にも強います。
自分と同じモチベーションだと思っているのでしょうか?バカだから。

労働者は働いても働いても給料は増えません。
まして、ブラック企業なので、残業も休日出勤手当もボーナスもありません。
そんな中で経営者と同じモチベーションで働けるわけがないことをまず知るべきです。

2011年8月27日土曜日

派遣ってなくならないね?

過去、常用型の派遣会社に努めていたことがあったんですけど、退職した当時は多重派遣問題やら派遣切り問題やらでかなり派遣が叩かれた時期でした。

その後、潰れる会社もあるかな?っと思っていましたが、そんなこともなく増えているように思います。
多重派遣がそんな簡単になくなるとは思えなかったですけど、書類上うまくやれば何とでもなるんですかねぇ?

とりあえず、派遣は派遣と割りきって勤めてる人ならいいけど、やっぱり将来的に問題が起こりそうなので派遣には頼りたくありません。

紹介予定派遣なら最終的に正社員になる道もありますが、常用型派遣は何とも言えないところです。

常用型派遣のメリットは、「派遣会社の正社員」ということです。
派遣切りにあったとしても、給料は支払われますし、次の派遣先を会社がすぐに探してくれます。
収入面で安定してるとはいえ派遣なので、職場が変わる可能性は常にあります。
仮にもし、社員の大半が派遣切りに合ったとしたら、会社事態が傾くことになるので、一概に安定しているとは言えません。

派遣先がとても気に入って、就職したいと思っても簡単に就職できないというのがデメリットだと思います。
会社と派遣先とでしっかり話し合いされて、円満に移籍できれば問題ないですけど、基本的に「引きぬきはNG」です。

会社側からすると、引きぬかれたら利益がまるごとなくなるので、そういう事態は避けたいわけです。
派遣先との信頼関係もあるので、一度引きぬきをされた派遣先にはもう出向させない等の対策もされるかもしれません。そうなると、派遣先としても困る場合がでてきます。

僕は、当時派遣されていた会社の上司が独立するに当たって、その上司の元に引き抜かれようという状況になったことがありました。
その時は派遣の事情も知らず、そのことを会社の上司に話すとえらい怒られました。当時は紹介予定派遣と常用型派遣の区別ができておらず、その時に知りました。

その辺りから派遣というものに疑問を持ったのですが、結局色々あって退職することになりました。

僕を引き抜こうとした上司は本当に良い人で、結局そこには行かなかったけど、ずっと良くしてくれました。
最後にその人から言われた一言は、

「自分の会社の名刺を堂々と出せる会社で働きなさい」

ということでした。
最初は???と思ってましたけど、すぐにその意味が分かりました。

僕はその時、4重か5重派遣だったようでした。
そして、最後の派遣元の名刺が支給されていました。

名刺交換なんてほとんど機会がなかったので気付かなかったですが、もしそういう機会があれば、自社の名刺でなく最後の派遣元の名刺を出さないといけなかったようです。
その数ヵ月後、まず派遣会社の多重派遣が問題となってニュースで言われはじめ、派遣切り等も徐々に言われ始めました。

派遣に見切りをつけた時期としては良い時期でした。しかしこのブログを最初から読んでる人はご存知のように、その後社会問題となる「ブラック企業」にいち早く入社してしまい、精神を病むことになったわけです。

世の中まともな会社って少ないんですかね。

2011年6月30日木曜日

人として当たり前の暮らし

人として当たり前の暮らしを送りたいと思っています。
こんなことを日々考えています。

価値観は人それぞれだと思いますが、僕にとって当たり前の暮らしというのは日本では無理なのかな?と思っています。

単純なことです。
朝から夕方まで働いて、毎日7時には夕食を食べてテレビを観て11時には寝る。
金曜の夜はちょっとハメを外して、土曜は昼頃まで寝て、日曜はのんびり過ごして・・。
ごくごく普通の生活だと思います。
発展途上国だったらどうだ・・みたいな話をすると、そんな暮らしは夢物語なのかもしれませんけどね・・

この「先進国」日本でこんな当たり前の暮らしをしている社会人が日本にはどのくらいいるんでしょうか?

毎日10時まで働いて、11時に帰宅して、1時頃に寝て、休日出勤もあり、プライベートな時間にも会社から携帯に電話がかかってきて・・
これが日本の暮らしじゃないかな?
でもこの程度ならまだマシな方だと思います。病んでいた頃の僕の生活はもっと酷かった。

何でこんなことになってるのか・・石原知事が天罰発言で言っていた「日本人の我欲」という言葉が思い当たります。

石原知事が意味するのはもっと政治的な汚い部分を含んだことだと思いますが、僕が思う日本人の我欲とは「安くて良い物を」という考え方です。
消費者にとっては嬉しいですが、労働者にとって負担が多くなる原因だと思います。

価格と品質は正比例していいと思います。
そうでないと、労働者が報われません。
正当な労働の対価を得ることができないから働けど働けど儲からない・・今の日本はそんな国だと思います。
人として当たり前の暮らしなんて望めそうにありません・・


発展途上国に行ったほうが例え貧しかったとしても、日本人よりよっぽど人間らしい暮らしができるんじゃないかとさえ思います。
のんびりと生きたい。

2011年6月22日水曜日

結局どこも下請けの連鎖だね

「この国で生きていけるのか?」というブログのタイトルは、2011年2月19日、このブログを作った日につけた名前です。
当時は本当に病んでいて、徐々に回復に向かっている頃だったと思います。あんな風に生きていくくらいなら死んだ方がマシだと本気で思っていました。
そんなネガティブな精神状態からこのタイトルになったわけだけど、今はまた違った意味で「この国で生きていけるのか?」と思ってしまう状況になってしまいました。

最近では東電の下請けの問題が話題になることもあり、最大で8次請けくらいまであるような現状まで明らかにされてきています。
恐らく僕も8次とか、もしかしたらもっと下だったかもしれない・・そんな仕事で、経済的理由もあり逃げることもできず、ただただ休むことなく働き続けていました。

いつも思うのは、間に入ってる企業は何をしてるんだ?ということです。
間を抜いて、何もしない奴が大勢いる中で、末端の人間が無茶な労働を強いられているという現実が日本中にはびこっています。

こんなシステムがまかり通ることがおかしいのに、何故改善しようとしないのか?
働かないやつが得するような世の中になってしまっては何も生まれない。
働いて正当な対価を得られることで、さらに良い仕事をしようという意欲がわいてくるものだと思います。

今は働いた人が損してる。
原発で働いている人もそう・・日給10,000円程度で命をかけています。
8次請けの人なんて、間でいくら抜かれてるんだろうか・・
本来は日給7~8万くらいの仕事なのに、間を抜かれて10,000円というのが現状だと思います。
この仕組みがある限りワーキングプアって言葉は無くならないでしょうね。

こんな国なら一度崩壊してしまった方がいい。
この先何十年も安定して日本で生きていけるという気が全くしない。

2011年4月16日土曜日

海外は住みやすい?

ちょっとだけ海外生活したことがあります。数ヶ月ですけど。
英語はそんなに分かりませんが、まぁ何とか簡単な話題で意思の疎通ができる程度です。

仕事してたわけではないので、お気楽な無職生活でした。
そんな生活を送っていた僕にしてみると、海外は本当に住みやすいです。
まぁ無職なら日本でもどこでも気楽ですけどね(^^;

ただ、日本にいれば世間の目があるので、無職でいることは「恥」とされます。
どの国でも無職でダラダラしていたら恥ですけど、日本ってのは特に人の目を気にする傾向が強いのか、無職であることに重圧を感じながら生きていくことになります。
働いている方が精神的重圧が軽くて良いのかもしれません(w

海外にいた時には、そういうプレッシャーから解放されていたので、本当の無職を単能しました(w
「♪何にも無いってこと、それは何でもアリってこと♪」です。
でも日本で「何にも無い」は「恥」です。
例え周りがそう思ってなくても、自分自身の心のどこかに「恥」という重圧を感じながら生活することになります。

僕は海外にいて、恥を感じたことはありません。
出会った人に「What do you do?(仕事何してるの?)」と聞かれても、「I'm just enjoying  my life.(人生を楽しんでるだけだよ)」と答えてました(w
こんな答えは日本ではなかなか受け入れてもらえないかもしれませんが、海外ではむしろ好印象な反応があったと思います。

今の日本の労働環境、雇用環境は中途半端です。
終身雇用なんてのは崩壊してますが、中途退社は印象が悪いし、理由を聞かれます。

中途退社の理由も素直に答えたらダメです。
給料が悪かった、上司にいじめられた、地方に飛ばされた、サービス残業でこき使われた・・等、そういう理由を面接で言ってしまうとダメだと言われます。

当然そういう人は、会社を辞める度にその会社の悪口を周りに言いふらす人だという判断からダメとされるわけですが、 本当の理由を言えないなんておかしいです。
面接では「ステップアップ」や「○○に挑戦したい」等、前向きな理由を述べないといけません。

逆に、正直に辞めた理由を話した上で認めてくれる会社は、「当社ではそんなことはありません」という自信のある会社なのかもしれませんね。

海外では実際のところどうなのか知りませんが、一度だけ海外の求人を見てCVを書いて送ったことがあります。
その時に書いた内容というと、過去に在籍した会社でやった仕事の概要や、自分自身の今のスキル等、とにかく過去にやったことや、今できること、個人的にやったことを中心に、「自分がどうなのか」をアピールする書類を作りました。
何故会社を辞めたのか等は全く書いていません。

それが良かったのか書類審査は通ったのですが、 肝心の僕が日本にいて、会社は海外だった為、書類審査通過の連絡後に「どうやってこっちに来るのか」、「その間ビザはどうするのか?」 、「住居はどうするのか?」、「もし試用期間で解雇になった場合どうするのか?」等の質問があり、会社としてそれは受理できないという判断をされて結果ダメでした・・
まぁしっかりした会社だからこその判断かな・・と思います。
特に試用期間中のビザの問題が大きかったと思います。

日本と海外を比較できる程の経験値はありませんが、海外の方が雇用に関しては柔軟なイメージがあります。
日本では仕事というと「人生を賭ける」とか「ライフワーク」とか、ちょっと重いんですよね・・。

海外だと、「プライベートありきの仕事」なんですよね。
プライベートを捨ててまで仕事に没頭するなんてのは、よほど仕事が好きか、趣味が仕事みたいな人ではないかと思います。

本題からズレてきたような感じがしてきましたが、結論としては海外は日本より住みやすいんじゃないかな??と個人的に考えています。
当然、言葉の壁、文化の壁、等がありますが、それを超えることができれば海外の方が人間らしい生活が送れるような気がします。

日本でもキッチリと労働環境を守ってくれる会社は多数ありますが、そういう会社は社員の定着率も当然高いので、求人にはなかなか出てこないです。
当たり前の労働環境を提供するだけで社員は定着してくれると思います。
そうすると会社としては求人の手間もなくなってくるし、社員を育てる手間も1度で済むわけです。

逆にバカみたいに人をコキ使って社員の入れ替えの激しい会社なんてのは効率が悪いバカ会社ってことです。
ハローワークの求人の大半はそんな会社なんじゃないでしょうか?
「当たり」の人材が来るまで求人を出し続けて、「ハズレ」だった場合はイジめて自主退職に追い込むような会社が多いように思います。

そんな会社が溢れている日本が住みやすい国なわけありません。
「海外が住みやすい」というより、「日本が住みにくい」と考えた方がいいのかな??と思います。

2011年4月9日土曜日

遅刻が原因で自主退職

僕は遅刻が原因で退職した仕事があります。
その仕事は、9時開始ですが準備があるから8時30分出勤、18時終了で後片付けがあるから18時30分退社という会社です。
でも労働時間として扱われるのは9時-18時でした。
休憩は1時間で実働8時間ということですが、実際の休憩時間は15分くらいでした。
準備と後片付けで別途1時間働いているので、本来なら手当が出ないといけませんね。
当然こんな会社なので残業はけっこうあるけど手当は出ません。

8時30分に出社するってのはサービス労働なんです。
本来、9時までに出社して準備さえできていれば問題ないはずです。

僕は大体8時25〜28分辺りのギリギリの時間に出社してました。
ある日、たまたま上司が僕より先に出社した日に限って、お腹の具合が悪くてちょっと遅れて8時33分に出社しました。
その3分の為に、皆勤手当をカットされ、ボーナスを1万円引かれました。

まぁ出社が8時30分と言われていたので遅刻は遅刻です。
タイムカードがなかったので、日々の出社時刻を証明するものはありません。
たまたまその上司が早く出社した日に遅刻しただけです。
でもその日「いつもこんないい加減なことしてるのか!」と怒鳴られました。
普段は従順な部下だった僕ですが、さすがに反論しましたね。

その上司が言うには、「普通は15分前行動するものだから8時15分に入ってるのが常識だろ」ということです。
どんだけサービス労働させる気?って感じですね。

原因はそれだけじゃないですけど、それが引き金になって僕は退職を決意しました。
何より腹がたったのは、濡れ衣ですね。
毎日ギリギリとはいえ時間内に出社していたものを、一回の遅刻を発見しただけで「いつも」遅刻していると言われたことです。

僕にとってはただ会社を辞めただけで大したことない話ですが、会社にとってみれば今まで育ててきて、やっと使えるようになってきた人材を失ったわけです。
また新しい人を雇うと1から教育し直しです。
そんな手間をたった3分の遅刻をゴチャゴチャ言った為に背負ってしまったわけですね。

仕事に就いて何年かすると、色々と文句を言いたいことが出てくると思います。
でも、上司が何を言ったって人間は簡単には変わりません。
そういう奴だと割りきって、その人の良い部分をもっと伸ばしていく方向で教育していくのが正解だと思います。

2011年4月2日土曜日

完璧主義に苦しむ国

過去にワークシェアリングとか言ってた人がいました。
僕は結構良い考えだと思うんですけど、完璧主義で技術大国の日本ではやっぱり中途半端な仕事はダメなんでしょうか。あまりそういう考え方は受け入れられなかったようです。

完璧主義というのは経営者にとって重要なことかもしれませんが、労働者にとってこれほどキツイものはありません。

例えばJRの脱線事故なんかは完璧主義が災いした事故だと思います。
加害者の運転手が許されるわけはありませんが、その状況を作ったのは間違いなくプレッシャーを与え続けた会社の上司です。
でも、もっと大きく考えると、1分の遅刻も許さない日本の社会全体が生んだ事故なのかもしれません。

バスや電車が時間通りに来るからこそ、1分の遅刻も許されないんです。
もしバスや電車の遅れで遅刻しようものなら、遅延届をもらう為に列を作ってさらに出社が遅れるなんて本末転倒なことが起こります。
もうちょっと交通機関は時間にルーズになった方が逆に良いのかもしれませんし、社会全体が5分や10分の遅れくらいでゴチャゴチャと言わないようにならないといけません。

本当に時間を守らないといけない時ならしっかり目が覚めます。
何も無い時くらいのんびりさせてもらいたいですね。

時間に限ったことだけではないですが、本当に何事も完璧を求められます。
そのおかげで日本は住みやすい国になっていると思います。
でも、その裏では完璧な仕事をこなさないといけないプレッシャーに押しつぶされそうな労働者がいるわけです。
多少の不便を受け入れてでも、労働者の精神的な重圧を開放してあげる方向に向かわないと、ちょっとしたズレからJRの脱線事故のようなことがまた起こるかもしれません。

2011年3月26日土曜日

日本人は働くために生まれてきたのか

毎日終電まで働くのが当たり前だと思っている人も多すぎます。
そんなのが人間の生活とは思えません。

そんな仕事でも、生きていく為には仕方ない・・と考えて耐えている人も多いと思います。
でもそれって「生きるために働いてる」はずが、「働くために生きてる」になってませんか?

「日本で働くってことはそういうことだ」と割り切っている人が意外と多いように思います。
そういう人を「強い人」と思う人もいると思いますが、僕は「強さ」ではないと思います。
「洗脳」に近いものだと思います。

こんな国は異常だ!と言ってる人の方が正常です。
年間に3万人も自殺する国が正常な国であるはずありません。
でも現実問題、洗脳されて今の日本を受け入れることができた人の方が幸せでしょうね。僕にはできませんけど。

まぁ世の中は悪い会社ばかりではありません。
良い会社もいっぱいあるはずです。
なので、悪い会社に当たってしまったと思ったら、すぐに退職して次を探すのが一番いい方法だと思います。

1日で辞めてもいいんです。
辞めることは恥ずかしいことじゃありません。
職を点々とした・・と聞くと良い感じはしないかもしれませんし、次の就職に不利になるような気がします。
でも、病んでしまう前に辞めないと、それこそ取り返しのつかないことになりかねません。

辞めるって言いにくい空気もあると思います。
でも、自分が思ってるほど周りはそういうことを気にしません。
「あ、辞めるんだ」くらいのもんです。
辞めそうな空気って、それ以前に伝わってたりもしますしね。

会社を辞めてちょっとした旅に出るのも良いと思います。
海外を見てみるのもいいと思います。
日本でバカみたいに働いて病んでいたのが、いかに人生の無駄遣いだったかと思うでしょう。
お金持ちになれなくても、気楽に生きていける方が幸せだったりします。

1ヶ月くらいの長いバケーションが当たり前に取れるような国になってほしいです。

2011年3月19日土曜日

海外脱出

日本は地獄だから海外に脱出という意見を時々見ます。
それが出来る人はした方がいいと本気で思いますが、実際のところ海外での外国人の雇用は日本より厳しいと思います。

よくテレビで、単身渡米してアルバイトして・・というような話を聞くことがありますが、アメリカは基本的に就労ビザ無しでは働けません。
学生ビザでも条件付きで働けたり、他にインターンシップとかで働く等、アメリカで働く方法はいくつかあります。
でも、テレビで紹介されるような単身渡米体験記のアルバイトは違法就労な気がします。

イギリスだと、半年以上の滞在なら学生ビザでも働けたと思います。
でも、イギリス語学留学の条件は数年前と比べると厳しくなりました。
語学留学するにもテストが必要になったようですし、就労可能時間は週20時間までだったのが10時間までになったと思います。

海外で違法就労できるような会社は、日本のブラック企業と同じようなもんだと思います。
サービス残業に休日出勤、低賃金で過酷な労働ということになるでしょう。
しかも、就労がバレてしまうと今後の入国の際に色々面倒なことになります。

本当に海外で働きたいなら、ワーキングホリデーが使える間に何とかした方がいいでしょうね。
それか、海外の大学や専門学校へ進学して色々なコネクションを辿っていくか・・。

料理人は比較的海外雇用の需要が高いと思います。
海外求人系の掲示板を見ても、ほとんどが飲食関係です。
美容師も多いですね。
その辺りのサービス業は海外就労の近道なのかもしれません。
あとは英語が話せるようになるかどうかですが、若ければ何とかなるでしょう。

でも、全くそういうことを生業としていない人にとって、海外就労は厳しいと思います。
よほど英語が堪能でない限り、技術職以外の道はないと思います。
技術職と言っても、ITは難しいかもしれません。
日系企業なら可能性があると思いますけど、日系で働くと日本の労働環境と変わらないと言いますし・・。

海外脱出というのは実は僕にとっても憧れです。
今から実行するには色々足りないものが多すぎるので、憧れで終わる可能性が高いです。
でも、機会があればそういうことも挑戦してみたいですね。

2011年3月16日水曜日

「なぜ略奪ないの?」被災地の秩序、驚きと称賛―米

引用元:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110316-00000135-jij-int

略奪というか窃盗はあったようです。

僕の印象ですが、略奪と言うと人を傷つけて物を奪う感じ。
窃盗は万引きとか置き引きのような、奪うんじゃなくこっそり盗む感じですね。

まぁ何であれ犯罪は犯罪です。
でも他国で同じことが起こったとして、略奪・窃盗の件数を比較したら、絶対的に割合は少ないと思います。

海外で略奪が起こるのは当たり前かもしれませんが、大多数の人間が略奪行為を行うわけではありません。
ほとんどの人は日本人と同じように手をとりあって助けあうはずです。
たまたま海外は略奪を行う人の割合が日本より多いだけで、皆同じ人間なんです。
日本人が特別なわけではないと思います。

日本人がいかに平等に教育を受けているか・・ということもあると思います。
あと、教育方針が「皆と足並みを揃えること」に重点を置かれているような節があるので、そういうのも日本人の人格形成に影響していると思います。

そのせいか、日本人は義務とか任務、常識に対して忠実すぎるんですね。
しかも自分が傷ついてでも他を生かそうとするような気持ちを持ちあわせています。

これって災害時はとても美しいです。
でも社会生活ではそれが裏目に出てしまうことが多いと思います。

皆が帰らないから一緒になって残業する。
皆が飲みに行くから本当は帰りたいけど一緒に行く。
皆が手を上げたから自分も手を上げる・・

こんなことってありませんか?
これって日本社会では必要なことかもしれないですけど、こういう事の積み重ねで過労とか欝の原因を作ってることが多いと思います。

いい面だけを残して、悪しき風習をなくすことができれば本当に住みやすい国になるでしょう。
無理でしょうけど・・・。

僕は自分が完全に日本的教育に染まってしまったと感じています。
綺麗な言い方をすれば「自己犠牲の精神で生きてきた」とでも言うんでしょうか。
そのせいでボロボロになりました。

「自己主張」をもっと強くしないと生きていけません。
欝を乗り越えた今の僕は、数カ月前とは別人かもしれないと思う時があります。
ずっと他人の為に生きてきたけど、自分の為に生きてみようと思っています。
これがアメリカで賞賛された日本人像とは反対方向であっても、そうならないといけないと思っています。

2011年3月15日火曜日

震災時「仕事が途中だったけど逃げました」と言える日本人

別段気にする内容でもないし、僕でもそう言うかもしれないけど、この発言って「命と仕事を天秤にかけた」って感じがしてなりません。

命からがら逃げた後に頭によぎるのが「仕事」なのかな。
まぁ気持ちは分かるけど、そうあってほしくない・・

何故こんなに仕事に忠実なのか・・もうちょっと適当でもいいんじゃないのか・・
普通なら聞き流すような話ですけど、今回は妙に違和感を感じました。


石原知事が「津波は天罰」と発言していました。
この発言はどう考えてもNGです。
でも、天罰とは言わないまでも、この狂った日本社会を冷静に見直す機会なのかもしれないと感じました。

ただ大勢の人が亡くなって、多くの人が家や仕事を失っただけで終わってはいけません。
日本人のあり方を今一度考え直す時だと思います。

世界に評価されたことが実は日本人の首を自分自身で絞めていることかもしれません。
評価されたことを素直に受け入れるんじゃなく、否定してみることが必要なのかもしれません。

元通りに戻るのではなく、より良い日本に生まれ変わる大きな切欠になれば良いと思います。

土肥隆一衆院議員 震災ニュースにまぎれて逃げるように民主党離党

3月15日(火)、日本は震災被害の真っただ中です。
連日の震災特番で、普段なら報道されるようなことが報道されないことがあります。
このタイミングで民主党を離党した議員がいます。
民主党の土肥隆一衆議院議員です。

離党でなく議員辞職すべきです。
こんなのが政治家として活動しているのを放置してはいけません。
詳細はwikiを参照

以下記事の抜粋 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110315-00000092-jij-pol
民主党の土肥隆一衆院議員(兵庫3区)は15日、島根県・竹島の領有権主張をやめるよう日本政府に求める「日韓キリスト教議員連盟」の共同宣言に署名した問題の責任を取り、離党届を提出し、同党常任幹事会で受理された。兵庫県庁で会見した土肥氏によると、議員辞職の予定は今のところない。

政治家としてダメなやつは他にもいっぱいいるけど、土肥隆一は人間としてもダメなやつです。
このニュースは多分TVで報道されてないし、もうYahooニュースのトピックスからは消えたけど、このブログの記事として残します。

彼は国賊であり売国野郎であり火事場泥棒のような人間です。
何としてでもこいつの政治家生命を絶たなければいけません。

2011年3月14日月曜日

人は国を超えて一致団結できる


東北地方太平洋沖地震の被災者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。

被災地の映像を見る度に胸が痛みます。
一人でも多くの命が救われることを心より願います。

日本に生きているなら、ここが地震大国なのは承知の事実です。
皆が常に死と隣り合わせで生きているといっても過言ではないかもしれません。
でも、いざこういう事態になってしまうと「何故・・」としか思えません。

この災害を乗り越えて、また日本は強くなるでしょう。
多くの犠牲者の方々のご冥福をお祈りします。


大勢の人が自然災害によって亡くなりました。
今、国民だけでなく世界各国の人々が一致団結して被災者を救おうとしています。

しかし、日本では年間に3万人もの自殺者が出ています。
交通事故で不慮の死を遂げる人も年間数千人います。
これは人災です。防ぐことが可能なはずなんです。
こんな時だけでなく、普段から皆が一致団結して「数字でしか語られない死」を無くすよう行動できれば、どんなに良い国になるだろうかと感じました。

今回の地震のように毎日中継されていれば惨状を知ることは容易ですが、目に見えない、メディアに露出しない惨状が日本にはびこっています。

後々記事にする予定でしたが、僕自身は過労による鬱症状で死を考えていた時期がありました。
過労から逃れることができ、今では普通に生活していますが、その経験からこのようなブログを書いています。

僕自身が日本社会の犠牲者になっていたかもしれないんです。
法律は救ってくれませんでした。小さな会社同士のいざこざや下請け、派遣等の問題には何の役にも立たないし、弱者にとって不利なことばかりでした。

「契約書は書いてない」→「口約束にも法的効果がある」
「下請けで無茶な労働を強いられている」→「資本金が1,000万円以上の会社からの下請けでないと下請法は適用されない」 
「もう無理、逃げたい」→「損害賠償を請求される可能性がある」

法テラスかどこかに相談した時に絶望しました。
毎日ほとんど寝る間もなく働いて、眠る前には「このまま目覚めたくない」といつも思っていました。
同じような人は僕だけではないはずです。
今まさに、そのような状況にある人もいるでしょう。

国民が一致団結している今だからこそ、こんな人がいることをもっと知ってもらいたいです。

2011年3月12日土曜日

痛みを伴う構造改革

小泉政権時代は「痛みを伴う構造改革」を謳っていましたが、痛みを受けたのは労働者でした。
あの時代に派遣なるものが急速に広まり、企業にとって都合のいい労働者が増えました。
今ではその頃の派遣労働者が真っ先に切られるという状況です。

今度は経営者に痛みを伴わせるような改革が必要だと思います。

残業を払わないという会社、休日出勤当たり前な会社等、ブラック企業が多すぎます。
そんな会社がハローワークに堂々と求人を出せることがおかしいです。

個人が会社を設立するのは自由です。
でも、会社には「人を雇ってもいい許可」を取得する義務が必要じゃないかと思います。
賃金や労働環境の審査を通らないと求人を出せないという仕組みです。

ブラック企業で精神を病んで社会復帰できない人が大勢います。
そうなる以前の対策を打っておかないと、日本は病んだ人ばかりになってしまいます。

2011年3月5日土曜日

労働基準法を守って倒産する会社

「労働基準法を守ってたら会社が倒産する」とか言う経営者もいるかもしれません。
これはヒドイ言い訳ですね。
労働基準法は「最低限」の労働環境を守る為の法律です。
なので、「最低限の労働環境も守れない奴が人雇うんじゃねえ」っていうのが正論だと思います。

でも、実際の世の中、「人雇わないと仕事が回らないけど、労働基準法を守ってたら会社が倒産する」というパターンが多いんじゃないでしょうか?

こういう状況は、下請けとか孫請け、曾孫請・・みたいな連鎖が生んでいると思います。
元請けが出した仕事がどんどん下請けに振られて、実際に仕事をするのは5次請け6次請け・・ということが当たり前です。
当然、下に行くほど中間マージンを搾取されて報酬は安くなります。
報酬は安いけど納期はタイトで、クオリティも求められる・・最悪の仕事になります。

派遣法で多重派遣は禁止されたんですが、下請けはまだまだそういう連鎖があります。
孫請け、曾孫請を禁止すると倒産する会社も多いと思いますが、これが悪い労働環境の発端となっているとすれば、早急に禁止しないといけないのではないかと思います。

企業の大量倒産なんてことになると、色々問題は起こるかもしれませんが、悪いものを排除して労働環境の改善に成功すれば、必ず良い国に生まれ変われると思います。

2011年2月26日土曜日

面接で「残業手当は出るのですか?」

面接で「残業手当は出るのですか?」と聞いてみた時のダメな会社の返答として

1.会社が認めた残業に関しては出ます
2.うちの給与は残業込みの給与です
3.出ません
4.(デザイン会社等で)仕事柄一日中働いているわけではないので残業は払えません

こんなのがあると思います。
どれもダメですよね。

1番の場合「会社が認めた残業」って何?って話です。
こういう会社に限って、
「こんな仕事が時間内にできないのは、お前の能力不足が原因だ。残業なんか出せるか、サービス残業しやがれこの野郎」
ということを平気で言います。
もちろん、能力不足やミスで定時で終わるはずのものが終わらないというケースもあると思うんですが、定時を過ぎての仕事はやっぱり残業です。手当が出ないといけないですね。

2番もおかしいですよね。
大体、求人に掲示される給与には「基本給」と書かれています。
「基本」の給与に残業が含まれてるなんてことはおかしいんです。
こういう会社が提示する給料は15〜20万程度です。
仮に残業40時間するとして、残業の時給が1,200円だとしたら、5万円くらいの残業代が出るはずです。
それが給料に含まれているとしたら、基本給いくらよ?って感じですよね。
まぁ残業がない会社なら良いんですけど、大半がそんなことありません。

3番は論外ですが多いです。
出ませんと言った時点で、「残業がない会社」なのか、「残業はあるけど払わない会社」なのかを聞かないといけないですね。
残業はあるけど払わないというのなら犯罪なんですよ。
そんな会社に入ったらダメですし、そんな会社が生き残ってたらダメです。

4番も多いです。
そんなバカな話があるかと思うんですけど、不思議とこの言い分は労働基準監督署でも通ったりするような節があります。
拘束時間=労働時間じゃないの?と思います。
例えば、デザイン会社の仕事は考えることも仕事です。
でもこの言い分だと、「制作している時間が労働時間」で、「考えている時間は何もしてない時間」と捉えることもできます。

一日考えて結局何もできなかった・・となると会社としては利益にならない一日です。
でも、事務所に拘束している以上は労働時間として考えるべきだと思います。
かと言って、正社員に対して「アイデアが出るまで出社するな、それまで給料も払わない」とは言えないです。アルバイトならそれでもいいと思いますけど。
デザイン会社が正社員を雇う時点でダメなのかもしれないですね。
そういう会社のあるべき姿は「フリーランスの集団」ではないかと思います。

面接では残業やその他手当に関しては、絶対に聞かないといけません。
お金の問題は聞きにくいという人も多いかもしれませんが、お金の為に働くんだからそこはしっかりと聞いておきましょう。
とりあえず残業の話をすれば、その会社のブラック度を大まかに測ることができると思います。

2011年2月19日土曜日

サービス残業地獄な日本

サービス残業をさせることは犯罪なんですけど、日本ってこの辺りを物凄く軽視してますよね。
不景気だかなんだか知らないけど、そこを軽視してしまったら従業員が病んでしまいます。
負のスパイラルが生まれて、悪いほうにしか転がりません。

サービス残業なんてのがまかり通ってしまえば、従業員の雇用環境はどんどん悪化しますし、働けど働けど生活は一向に良くなりません。
こんな状態で働く意欲が高まるわけがありません。

不景気だからこそ、悪い労働環境の会社は淘汰されて、良い労働環境の会社だけが残るような仕組みにしないといけないと思います。