2011年3月5日土曜日

労働基準法を守って倒産する会社

「労働基準法を守ってたら会社が倒産する」とか言う経営者もいるかもしれません。
これはヒドイ言い訳ですね。
労働基準法は「最低限」の労働環境を守る為の法律です。
なので、「最低限の労働環境も守れない奴が人雇うんじゃねえ」っていうのが正論だと思います。

でも、実際の世の中、「人雇わないと仕事が回らないけど、労働基準法を守ってたら会社が倒産する」というパターンが多いんじゃないでしょうか?

こういう状況は、下請けとか孫請け、曾孫請・・みたいな連鎖が生んでいると思います。
元請けが出した仕事がどんどん下請けに振られて、実際に仕事をするのは5次請け6次請け・・ということが当たり前です。
当然、下に行くほど中間マージンを搾取されて報酬は安くなります。
報酬は安いけど納期はタイトで、クオリティも求められる・・最悪の仕事になります。

派遣法で多重派遣は禁止されたんですが、下請けはまだまだそういう連鎖があります。
孫請け、曾孫請を禁止すると倒産する会社も多いと思いますが、これが悪い労働環境の発端となっているとすれば、早急に禁止しないといけないのではないかと思います。

企業の大量倒産なんてことになると、色々問題は起こるかもしれませんが、悪いものを排除して労働環境の改善に成功すれば、必ず良い国に生まれ変われると思います。

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