2011年9月28日水曜日

NTT代理店 光回線の営業電話にダマされるな

光回線の営業電話を受けたことがある人は多いと思います。
ただの案内の電話なら「ハイハイそ〜ですか」で終わりです。

しかし、ある時受けた電話は酷かった。

まず、「回線工事する前提での確認の電話」という名目で始まります。
その時点で???という状況です。

大体の内容は、

NTTは、将来的に東は北海道、西は沖縄まで全ての回線を光ファイバーにする為の工事を随時行っています。

いずれはテレビの地デジ化のように全国が光ファイバーに切り替わることになります。
アメリカではすでに光ファイバーの導入が進んでおります。

今はキャンペーン中で、本来かかる回線工事費用30,000円(くらいかな?)を全額こちらが負担します。

今お使いのプロバイダー料金は基本料金込みで大体月額6〜8,000円くらいだと思いますが、それが一律5,750円になります。ネット料金が下がるのでお得です。
今お使いのメールアドレス等はそのまま引き続き使うことが可能です。

この電話は、回線工事する前提の確認の電話です。
こちらが勝手に工事をすることはできないので、お客様の意見を最大限尊重した上で工事を行う為のご連絡です。

この電話の説明の後に、工事担当の者にお繋ぎします。
工事担当の者から、4つの選択肢を言われると思うので選んで下さい。

  1. 平日
  2. 土日
  3. 午前
  4. 午後

工事を行う前提でのご連絡です。
お客様の意見を最大限尊重させて頂いた上で、納得していただければと思います。

・・・さて、色々ツッコミどころはあるけど、僕もただ指をくわえてこれを聞いていたわけではありません。

まず、「TVの地デジ化のように全国が光ファイバーになる」件
将来的にはそうかもしれないけど、正直そんな話しは大々的にされていません。
地デジ化の時はもっと大きく取り上げられていたし、何年も前から知ってました。
なので、将来的な話なら間違いではないかもしれないけど、ここ数年って話ではありません。
比較に地デジ化を使う辺り、ちょっと悪質な言い回しです。
この件に関しては、「そんなの聞いたことない」の一言で片付けましたが、もうちょっと強く否定するべきだったと思いました。

次に、「アメリカではすでに光ファイバーの導入が進んでいる」件
僕はそうは思わないです。
オバマ大統領がインフラに力を入れ始めたようなニュースは聞いたことがあるけど、正直CATVのネットワークで十分な速度が出てるし、ほとんどの家庭がCATVのインターネットかADSLを利用してるんじゃないかと思います。
もしくはダイアルアップ回線かw
基本的に海外のネット事情は日本ほど良くないはずです。
なので、アメリカとかヨーロッパとか言えば良いという短絡的な発想の嘘です。
この件に関しては、「アメリカはケーブルテレビのネットの普及率の方が高いはずだ」と答えました。
そう言うと、「光ファイバー回線工事の話です」と言われましたが、それに関して確認することはできなかったので、「ああそう」とだけ言いました。

そして、「ネット料金が6〜8,000円が5,750円になって安くなる」件
うちはNTT基本料込みでも5,750円より安いです。
この件に関しては、「うちはそれより安いです。値段が上がるので困ります。」と答えました。
そう言うと、「ただ、回線工事するのは前提条件のお電話なので、何とも言えません。」と言われたので、
「高くなるのは困ります、意見を最大限に尊重するのなら、工事しないで下さい」と答えました。
そう言っても、「回線工事は前提条件なので・・・」と言うだけ。
いよいよ胡散臭くなってきました。

さらに、「工事担当者に代わって、4つの質問[ 午前・午後・平日・休日 ]に答える」件
この件に関して、「[ 断る ]って選択肢はないの?」と答えました。
そう言うとまた、「回線工事は前提条件なので・・」と言う。
そして、「お客様の意見を最大限に尊重するんじゃないの?こんなの全然尊重してないし、強制じゃないの?」
と答えました。
それでも、結局同じことの繰り返し。

結局、そいつの電話が終わって、工事担当に代わりました。
そして、4つの質問をしてきたわけです。
それに対して、「正直あなた達、胡散臭いんです。こんなことを電話だけで決められるわけがないじゃないですか?まず工事だ何だと言う前に、うちに挨拶にきてキッチリと説明をして下さい。それができないなら、こちらが納得できるような内容の、NTT公式の資料をこっちに送付して下さい。」と答えました。
そうすると、「キッチリとした資料はないです。」という反応。
完全に化けの皮が剥がれました。
いつもの光回線勧誘業者ではなく、悪質な光回線勧誘業者だったわけです。

結果的に「来るな、もう電話もしてくるな、本当に必要なら自分で調べてこっちから申込む」と伝えて終わりました。


今回の件で失敗したことは、住所や名前と言った個人情報を少し漏らしてしまったことです。
NTTが直接営業できないから、下請け業者が代わりにやっているという現状はあるかと思います。
ただ、やり方に問題がある業者もいます。
「強制」なんてことはそうないし、あったとしても十分な期間が設けられます。
確かに、地デジ化は強制でしたが、何年も前から大々的に言われてきて、テレビ買い替えのタイミング等考えても十分な時間がありました。

今回の電話は本当に悪質な業者だったと思います。
こういう電話を受けたら、即答せずに「調べてからかけ直す」というスタンスで対応するべきです。

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