2011年4月16日土曜日

海外は住みやすい?

ちょっとだけ海外生活したことがあります。数ヶ月ですけど。
英語はそんなに分かりませんが、まぁ何とか簡単な話題で意思の疎通ができる程度です。

仕事してたわけではないので、お気楽な無職生活でした。
そんな生活を送っていた僕にしてみると、海外は本当に住みやすいです。
まぁ無職なら日本でもどこでも気楽ですけどね(^^;

ただ、日本にいれば世間の目があるので、無職でいることは「恥」とされます。
どの国でも無職でダラダラしていたら恥ですけど、日本ってのは特に人の目を気にする傾向が強いのか、無職であることに重圧を感じながら生きていくことになります。
働いている方が精神的重圧が軽くて良いのかもしれません(w

海外にいた時には、そういうプレッシャーから解放されていたので、本当の無職を単能しました(w
「♪何にも無いってこと、それは何でもアリってこと♪」です。
でも日本で「何にも無い」は「恥」です。
例え周りがそう思ってなくても、自分自身の心のどこかに「恥」という重圧を感じながら生活することになります。

僕は海外にいて、恥を感じたことはありません。
出会った人に「What do you do?(仕事何してるの?)」と聞かれても、「I'm just enjoying  my life.(人生を楽しんでるだけだよ)」と答えてました(w
こんな答えは日本ではなかなか受け入れてもらえないかもしれませんが、海外ではむしろ好印象な反応があったと思います。

今の日本の労働環境、雇用環境は中途半端です。
終身雇用なんてのは崩壊してますが、中途退社は印象が悪いし、理由を聞かれます。

中途退社の理由も素直に答えたらダメです。
給料が悪かった、上司にいじめられた、地方に飛ばされた、サービス残業でこき使われた・・等、そういう理由を面接で言ってしまうとダメだと言われます。

当然そういう人は、会社を辞める度にその会社の悪口を周りに言いふらす人だという判断からダメとされるわけですが、 本当の理由を言えないなんておかしいです。
面接では「ステップアップ」や「○○に挑戦したい」等、前向きな理由を述べないといけません。

逆に、正直に辞めた理由を話した上で認めてくれる会社は、「当社ではそんなことはありません」という自信のある会社なのかもしれませんね。

海外では実際のところどうなのか知りませんが、一度だけ海外の求人を見てCVを書いて送ったことがあります。
その時に書いた内容というと、過去に在籍した会社でやった仕事の概要や、自分自身の今のスキル等、とにかく過去にやったことや、今できること、個人的にやったことを中心に、「自分がどうなのか」をアピールする書類を作りました。
何故会社を辞めたのか等は全く書いていません。

それが良かったのか書類審査は通ったのですが、 肝心の僕が日本にいて、会社は海外だった為、書類審査通過の連絡後に「どうやってこっちに来るのか」、「その間ビザはどうするのか?」 、「住居はどうするのか?」、「もし試用期間で解雇になった場合どうするのか?」等の質問があり、会社としてそれは受理できないという判断をされて結果ダメでした・・
まぁしっかりした会社だからこその判断かな・・と思います。
特に試用期間中のビザの問題が大きかったと思います。

日本と海外を比較できる程の経験値はありませんが、海外の方が雇用に関しては柔軟なイメージがあります。
日本では仕事というと「人生を賭ける」とか「ライフワーク」とか、ちょっと重いんですよね・・。

海外だと、「プライベートありきの仕事」なんですよね。
プライベートを捨ててまで仕事に没頭するなんてのは、よほど仕事が好きか、趣味が仕事みたいな人ではないかと思います。

本題からズレてきたような感じがしてきましたが、結論としては海外は日本より住みやすいんじゃないかな??と個人的に考えています。
当然、言葉の壁、文化の壁、等がありますが、それを超えることができれば海外の方が人間らしい生活が送れるような気がします。

日本でもキッチリと労働環境を守ってくれる会社は多数ありますが、そういう会社は社員の定着率も当然高いので、求人にはなかなか出てこないです。
当たり前の労働環境を提供するだけで社員は定着してくれると思います。
そうすると会社としては求人の手間もなくなってくるし、社員を育てる手間も1度で済むわけです。

逆にバカみたいに人をコキ使って社員の入れ替えの激しい会社なんてのは効率が悪いバカ会社ってことです。
ハローワークの求人の大半はそんな会社なんじゃないでしょうか?
「当たり」の人材が来るまで求人を出し続けて、「ハズレ」だった場合はイジめて自主退職に追い込むような会社が多いように思います。

そんな会社が溢れている日本が住みやすい国なわけありません。
「海外が住みやすい」というより、「日本が住みにくい」と考えた方がいいのかな??と思います。

2011年4月9日土曜日

遅刻が原因で自主退職

僕は遅刻が原因で退職した仕事があります。
その仕事は、9時開始ですが準備があるから8時30分出勤、18時終了で後片付けがあるから18時30分退社という会社です。
でも労働時間として扱われるのは9時-18時でした。
休憩は1時間で実働8時間ということですが、実際の休憩時間は15分くらいでした。
準備と後片付けで別途1時間働いているので、本来なら手当が出ないといけませんね。
当然こんな会社なので残業はけっこうあるけど手当は出ません。

8時30分に出社するってのはサービス労働なんです。
本来、9時までに出社して準備さえできていれば問題ないはずです。

僕は大体8時25〜28分辺りのギリギリの時間に出社してました。
ある日、たまたま上司が僕より先に出社した日に限って、お腹の具合が悪くてちょっと遅れて8時33分に出社しました。
その3分の為に、皆勤手当をカットされ、ボーナスを1万円引かれました。

まぁ出社が8時30分と言われていたので遅刻は遅刻です。
タイムカードがなかったので、日々の出社時刻を証明するものはありません。
たまたまその上司が早く出社した日に遅刻しただけです。
でもその日「いつもこんないい加減なことしてるのか!」と怒鳴られました。
普段は従順な部下だった僕ですが、さすがに反論しましたね。

その上司が言うには、「普通は15分前行動するものだから8時15分に入ってるのが常識だろ」ということです。
どんだけサービス労働させる気?って感じですね。

原因はそれだけじゃないですけど、それが引き金になって僕は退職を決意しました。
何より腹がたったのは、濡れ衣ですね。
毎日ギリギリとはいえ時間内に出社していたものを、一回の遅刻を発見しただけで「いつも」遅刻していると言われたことです。

僕にとってはただ会社を辞めただけで大したことない話ですが、会社にとってみれば今まで育ててきて、やっと使えるようになってきた人材を失ったわけです。
また新しい人を雇うと1から教育し直しです。
そんな手間をたった3分の遅刻をゴチャゴチャ言った為に背負ってしまったわけですね。

仕事に就いて何年かすると、色々と文句を言いたいことが出てくると思います。
でも、上司が何を言ったって人間は簡単には変わりません。
そういう奴だと割りきって、その人の良い部分をもっと伸ばしていく方向で教育していくのが正解だと思います。

2011年4月2日土曜日

完璧主義に苦しむ国

過去にワークシェアリングとか言ってた人がいました。
僕は結構良い考えだと思うんですけど、完璧主義で技術大国の日本ではやっぱり中途半端な仕事はダメなんでしょうか。あまりそういう考え方は受け入れられなかったようです。

完璧主義というのは経営者にとって重要なことかもしれませんが、労働者にとってこれほどキツイものはありません。

例えばJRの脱線事故なんかは完璧主義が災いした事故だと思います。
加害者の運転手が許されるわけはありませんが、その状況を作ったのは間違いなくプレッシャーを与え続けた会社の上司です。
でも、もっと大きく考えると、1分の遅刻も許さない日本の社会全体が生んだ事故なのかもしれません。

バスや電車が時間通りに来るからこそ、1分の遅刻も許されないんです。
もしバスや電車の遅れで遅刻しようものなら、遅延届をもらう為に列を作ってさらに出社が遅れるなんて本末転倒なことが起こります。
もうちょっと交通機関は時間にルーズになった方が逆に良いのかもしれませんし、社会全体が5分や10分の遅れくらいでゴチャゴチャと言わないようにならないといけません。

本当に時間を守らないといけない時ならしっかり目が覚めます。
何も無い時くらいのんびりさせてもらいたいですね。

時間に限ったことだけではないですが、本当に何事も完璧を求められます。
そのおかげで日本は住みやすい国になっていると思います。
でも、その裏では完璧な仕事をこなさないといけないプレッシャーに押しつぶされそうな労働者がいるわけです。
多少の不便を受け入れてでも、労働者の精神的な重圧を開放してあげる方向に向かわないと、ちょっとしたズレからJRの脱線事故のようなことがまた起こるかもしれません。