2011年2月26日土曜日

面接で「残業手当は出るのですか?」

面接で「残業手当は出るのですか?」と聞いてみた時のダメな会社の返答として

1.会社が認めた残業に関しては出ます
2.うちの給与は残業込みの給与です
3.出ません
4.(デザイン会社等で)仕事柄一日中働いているわけではないので残業は払えません

こんなのがあると思います。
どれもダメですよね。

1番の場合「会社が認めた残業」って何?って話です。
こういう会社に限って、
「こんな仕事が時間内にできないのは、お前の能力不足が原因だ。残業なんか出せるか、サービス残業しやがれこの野郎」
ということを平気で言います。
もちろん、能力不足やミスで定時で終わるはずのものが終わらないというケースもあると思うんですが、定時を過ぎての仕事はやっぱり残業です。手当が出ないといけないですね。

2番もおかしいですよね。
大体、求人に掲示される給与には「基本給」と書かれています。
「基本」の給与に残業が含まれてるなんてことはおかしいんです。
こういう会社が提示する給料は15〜20万程度です。
仮に残業40時間するとして、残業の時給が1,200円だとしたら、5万円くらいの残業代が出るはずです。
それが給料に含まれているとしたら、基本給いくらよ?って感じですよね。
まぁ残業がない会社なら良いんですけど、大半がそんなことありません。

3番は論外ですが多いです。
出ませんと言った時点で、「残業がない会社」なのか、「残業はあるけど払わない会社」なのかを聞かないといけないですね。
残業はあるけど払わないというのなら犯罪なんですよ。
そんな会社に入ったらダメですし、そんな会社が生き残ってたらダメです。

4番も多いです。
そんなバカな話があるかと思うんですけど、不思議とこの言い分は労働基準監督署でも通ったりするような節があります。
拘束時間=労働時間じゃないの?と思います。
例えば、デザイン会社の仕事は考えることも仕事です。
でもこの言い分だと、「制作している時間が労働時間」で、「考えている時間は何もしてない時間」と捉えることもできます。

一日考えて結局何もできなかった・・となると会社としては利益にならない一日です。
でも、事務所に拘束している以上は労働時間として考えるべきだと思います。
かと言って、正社員に対して「アイデアが出るまで出社するな、それまで給料も払わない」とは言えないです。アルバイトならそれでもいいと思いますけど。
デザイン会社が正社員を雇う時点でダメなのかもしれないですね。
そういう会社のあるべき姿は「フリーランスの集団」ではないかと思います。

面接では残業やその他手当に関しては、絶対に聞かないといけません。
お金の問題は聞きにくいという人も多いかもしれませんが、お金の為に働くんだからそこはしっかりと聞いておきましょう。
とりあえず残業の話をすれば、その会社のブラック度を大まかに測ることができると思います。

2011年2月19日土曜日

サービス残業地獄な日本

サービス残業をさせることは犯罪なんですけど、日本ってこの辺りを物凄く軽視してますよね。
不景気だかなんだか知らないけど、そこを軽視してしまったら従業員が病んでしまいます。
負のスパイラルが生まれて、悪いほうにしか転がりません。

サービス残業なんてのがまかり通ってしまえば、従業員の雇用環境はどんどん悪化しますし、働けど働けど生活は一向に良くなりません。
こんな状態で働く意欲が高まるわけがありません。

不景気だからこそ、悪い労働環境の会社は淘汰されて、良い労働環境の会社だけが残るような仕組みにしないといけないと思います。