2011年8月27日土曜日

派遣ってなくならないね?

過去、常用型の派遣会社に努めていたことがあったんですけど、退職した当時は多重派遣問題やら派遣切り問題やらでかなり派遣が叩かれた時期でした。

その後、潰れる会社もあるかな?っと思っていましたが、そんなこともなく増えているように思います。
多重派遣がそんな簡単になくなるとは思えなかったですけど、書類上うまくやれば何とでもなるんですかねぇ?

とりあえず、派遣は派遣と割りきって勤めてる人ならいいけど、やっぱり将来的に問題が起こりそうなので派遣には頼りたくありません。

紹介予定派遣なら最終的に正社員になる道もありますが、常用型派遣は何とも言えないところです。

常用型派遣のメリットは、「派遣会社の正社員」ということです。
派遣切りにあったとしても、給料は支払われますし、次の派遣先を会社がすぐに探してくれます。
収入面で安定してるとはいえ派遣なので、職場が変わる可能性は常にあります。
仮にもし、社員の大半が派遣切りに合ったとしたら、会社事態が傾くことになるので、一概に安定しているとは言えません。

派遣先がとても気に入って、就職したいと思っても簡単に就職できないというのがデメリットだと思います。
会社と派遣先とでしっかり話し合いされて、円満に移籍できれば問題ないですけど、基本的に「引きぬきはNG」です。

会社側からすると、引きぬかれたら利益がまるごとなくなるので、そういう事態は避けたいわけです。
派遣先との信頼関係もあるので、一度引きぬきをされた派遣先にはもう出向させない等の対策もされるかもしれません。そうなると、派遣先としても困る場合がでてきます。

僕は、当時派遣されていた会社の上司が独立するに当たって、その上司の元に引き抜かれようという状況になったことがありました。
その時は派遣の事情も知らず、そのことを会社の上司に話すとえらい怒られました。当時は紹介予定派遣と常用型派遣の区別ができておらず、その時に知りました。

その辺りから派遣というものに疑問を持ったのですが、結局色々あって退職することになりました。

僕を引き抜こうとした上司は本当に良い人で、結局そこには行かなかったけど、ずっと良くしてくれました。
最後にその人から言われた一言は、

「自分の会社の名刺を堂々と出せる会社で働きなさい」

ということでした。
最初は???と思ってましたけど、すぐにその意味が分かりました。

僕はその時、4重か5重派遣だったようでした。
そして、最後の派遣元の名刺が支給されていました。

名刺交換なんてほとんど機会がなかったので気付かなかったですが、もしそういう機会があれば、自社の名刺でなく最後の派遣元の名刺を出さないといけなかったようです。
その数ヵ月後、まず派遣会社の多重派遣が問題となってニュースで言われはじめ、派遣切り等も徐々に言われ始めました。

派遣に見切りをつけた時期としては良い時期でした。しかしこのブログを最初から読んでる人はご存知のように、その後社会問題となる「ブラック企業」にいち早く入社してしまい、精神を病むことになったわけです。

世の中まともな会社って少ないんですかね。